「あたりまえ」を疑う社会学 第1章

要約 

 量的な調査の意義は十二分にあり、「使える」ものであることは間違いない。もし、量的な発想で調査するならば、調査企画から設計、分析作業などをきちんと考えたうえで分析できる調査となるよう努力する必要がある。しかし、私たちが普段生きている意味や価値、暮らしのなかで使用する現実の言葉やさまざまにわきおこる情緒など、いわゆる質的な部分を詳細に調査しようとするとき、アンケート調査や質問紙調査という方法では限界がある。人々の営みを何らかの形で数量化し、より一般的に現実を分析するだけでは、決して明らかにならない問題や、人々が生きている現実があるからだ。

 

感想

 5段階評価のアンケート等の数字で調査を行うものは、より深い調査はできない等の問題があるように感じてた。ただ、問題ばかりでなく使える部分もあるため、何が問題かを考え、より深く調査が行えるようにするにはどうすればいいかを考える必要があるように感じた。私がアンケート等で調査を行う際に注意しようと思う。